ここ何年か映画を観てきた中で
ダントツ良かったかもしれない。
大自然と哲学、音楽と愛に満ちた映画。
森の中で暮らす親1人と子供6人が
入院している母の自死をきっかけに
都市に葬儀へ向かうのが物語のはじまり。
この森で育ったキッズたちはすごく特殊で
現代社会と離れながら生活していても、
父親の教えからナイフ1つで生き抜く力・哲学的で論理的な知識とアウトプット・音楽・歌・6ヶ国語を習得しているパワーキッズ。
宗教ってなんなの?
学校って必要なの?
現代社会の法律って正しいの?
お金は人生にどのぐらい必要なの?
映画の中で家族がする判断や行動は、
論理的で冷静で意思を重んじていて言わゆる正論。
しかし国民の法の元では罪になるという場面が多くある。
教養・知識、パワー、愛はすごく大切。
でも現世ではある程度人間のルールの上に生きていかないと、偏見によって淘汰されてしまう。
内容は深く重いのに、子供と音楽と自然に癒される不思議とハッピーになれる映画だった。
余談だけど、ほとんど無宗教で起立社会にまみれている日本人と、この映画はすごく相性が良さそうだと思った。それといわゆるヒッピーというものをちゃんと感じれたのは初めてかもしれない。
色んな人の感想を聞きたいので是非見てほしいです。