箸をつけたら食べなきゃダメ!カナダ産闇鍋ホラーミュージカル。
ミュージカル、スプラッター、スラッシャーホラー、好きな具材を詰め込めるだけ詰め込んだのですね。過去作品へのオマージュもたっぷり。愛情や熱意でアクが浮きまくってました。
欲張り過ぎたせいか、とっ散らかっちゃってるんです。重心はミュージカルに置かれているものの、あれやこれやと配置されたディテールに気を取られている内に、慌しく終わってしまいました。
情熱は感じます。意外とダシが取れてます。ゴアな描写はきちんとゴアだし、glee的なミュージカルvsハードメタルな殺人鬼の構図も面白い。個人的にはレザーフェイスLOVEなシーンも良かった。
謎解きでサスペンスを引っ張ろうとしたのが一番の欠点な気がします。せっかくミュージカルという舞台装置があるんだから、もっとカオスな方向に持ってってくれたらカタルシスがあっただろうに…。全体的に寸止め感が…。
ヒロインのアリー・マクドナルドはすこぶる可愛かった、そしてムチムチだった。うん、ムチムチだった。
今後が楽しみです。
良くも悪くも勢いのある作品なのは間違いないので、ごった煮な具材のどれかひとつでも好きな方は是非。
歌舞伎が好きな方も!(ウソ)