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トラップのmayuchiのレビュー・感想・評価

トラップ(2014年製作の映画)
2.4
【2017年74作目】

2014年フランス製作のワンシチュエーションスリラー。
砂漠でたった1人、最悪な事に地雷を踏んでしまった男の物語。

ワンシチュエーションスリラーって皆さんお好きですか?
私はわりと好きなジャンルです。
人によっては、登場人物も少ないし、景色も変わらないし、何だか退屈って思ったりしますよね?

だいたいワンシチュエーションって言うからには、何かによってそこに足留めされています。
閉じ込められていたり、動けなかったり、事情は様々。
本作は地雷を踏んで動けなくなったという事情でして、なかなか面白い設定だと思いました。
ただワンシチュエーションが面白くなるか否かは、やはり設定が面白いだけでは難しい訳で、本作がまさにそれでしょう。

本作は、この状況からいかに脱するかのところは少し残念な描き方になっています。
一応あれこれ試してみます。
助けてほしいと連絡もしますし、相手も助けに行こうともします。
天候も悪くなるし、疲れも出てきます。
でもこの主人公は、とにかく耐える!
ひたすら耐えるんです!
耐えるしかないのかもですが、終始それだけだと飽きちゃいますよね(^_^;)

あとラストですが、以外にあっさりです。
どちらかと言うと、個人的にワンシチュエーションスリラーは「助かってほしい」のです(笑)
バッドエンド好きの私ですが、何故かワンシチュエーションスリラーは、その状況に置かれた人には助かってほしい(^▽^;)
困難を、あの手この手ですり抜ける場面は、とんでもなく大変な方が面白いんですけどね。
だからラストがこんなにあっさりだと、これまで耐えていたのがあまり引き立たないと感じます。

落とし所をどこにするか、たぶんコレにかかってくると私は思います。
なので本作のラストは、もう少し違うようにも出来たんじゃないかなと・・・。
もうひと捻りして貰えれば、もっと良くなったのかもなと思ってしまいました。

やはりワンシチュエーションスリラーは脚本が命ですね〜。
その点、本作は脚本がイマイチかな?
そんなに長尺ではないのですが、正直退屈でした。
ワンシチュエーション系が苦手な方は、面白くないと思います(^_^;)
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