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エイリアン:コヴェナントのmuscleのレビュー・感想・評価

エイリアン:コヴェナント(2017年製作の映画)
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リドリー・スコットはヴェンダースとかジェームズキャメロン並に3Dに熱狂していた。『プロメテウス』撮影時に「この先、たとえ小さな会話のシーンであっても3D 以外での撮影はしたくない」とまで言っていたのになんとこれは3D上映なし。『悪の法則』を除くと『プロメテウス』『エクソダス:神と王』『オデッセイ』って連続で3Dをやっていたのにも関わらず……。それもそのはず2017年、家庭用3DTVの生産中止、PSVR2の3D機能無しの発表など、3Dの終わりの始まりに立ち会っていた時期であったんだろう。それでも本作はおそらく製作開始時は3D撮影を目指していたはずであり、その痕跡のような途中までの露骨な3D演出に笑ってしまう。水、霧、鏡、そしてホログラム。流石に露骨な飛び出し演出は控えめなものの、B級ホラー的な本編の割に品がある3Dが心地いい。問題は3DBlu-rayが作られてないってことなんだけど……。あと全然『プロメテウス』より話が面白い。ご都合主義なんだけどチープさに甘んじてないっていうか……
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