明石です

エイリアン:コヴェナントの明石ですのレビュー・感想・評価

エイリアン:コヴェナント(2017年製作の映画)
4.6
未知の惑星に降り立った宇宙船乗組員が、未知の生命体に襲われる話。エイリアンの寄生の仕方や、生まれてくる赤ちゃんエイリアンの造形(HRガイガーのデザインしたアレ)、そしてアンドロイドが実は〇〇でしたというストーリー展開が、意識して初代『エイリアン』と同じになっているのは熱いですね。なにしろ、40年越しの新作で、第1作目の謎が明かされる格好。

前作『プロメテウス』の時から気になってたけど、感染経路が少々雑では?と思う。そんなに簡単に感染できしまうなら、なぜこの星は既にモンスターだらけになってないの?と突っ込まずにはいられない。あと検疫も、初代エイリアンのリプリーはあれほど用心してたのに、感染者を簡単に船内に入れてしまう。作中ではこれまでのシリーズの(少なくとも前作の)知見が踏襲されているはずなのに、未知の惑星に乗り込む船員の態度としていはさか用心が足りないなとは思う笑。

いずれにせよ、大作ホラーの続編としては期待以上でした。細部の設定が少し甘いかな、とは思うけど、ハリウッドのSF映画で設定が細部まで凝ったものが『猿の惑星』シリーズ以外にあるのかという話ではある。三部作構想らしいので、次作出たら絶対劇場行く。
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