ぴがし

エイリアン:コヴェナントのぴがしのネタバレレビュー・内容・結末

エイリアン:コヴェナント(2017年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

「プロメテウス」からの連続で視聴。実は2回目だけど、1回目の時はプロメテウスの続きって知らなかったのでさっぱりわけわからんかった。改めてプロメテウスの続きとして見れば私は面白かった。話の展開云々よりも、エイリアンがいかにして誕生し、エピソード1へと繋がるのか。その点がしっかりと説明されていたように思う。リドリースコットがギーガーとあれこれ試行錯誤しながらエイリアン1を作ってから40年近く。色んなか細かい設定を共有して保有しているリドリースコットなのだから、エイリアンのこの生態を真と受け入れるしかないんだろうなと。生物兵器からあれこれ介して、結局地球人の遺伝子を経由することでエイリアンとなったんだなぁ。そう考えると1から4のバリエーションもまあ理解できるかな。まあ、クイーンの存在はジェームスキャメロンの創造物だろうけども。
細かいところでは気になる部分もあるけど、2014年にギーガーが亡くなってから、リドリー・スコットは40年近く前の記憶をフル稼働して本作を作ったのかもしれない。そう考えるとなかなか感慨深いなぁ。
ここまでは全て私の妄想です👽

ストーリーについて言えば、こういう「新しい惑星に入植するぞ!」ってないようなのに、クルーの皆さんかなり杜撰ですね。危機感ゼロ。
・まず、2000人の人間を引き連れてるのにたった10人そこらのクルーで「こっちの星の方がいいべ!こっちにしとくべ!」って。そりゃあかんでしょ!東京行きの夜行バスに乗ったのに朝起きたら福岡についてたら困るでしょ!
・目的の星に着いたらいくら空気の蘇生が地球に近いからって、宇宙服なしで降り立ったらあかんでしょ!そこちゃんとしてれば誰も死んでないからね?
序盤のテンパリ宇宙船爆破女はマジで見ていてイライラした。こんなに判断力がないやつをこんな大切な団体の先導クルーにしてはいけない。
・何人もの仲間が目の前で得体の知れない生物に殺された後で1人になって顔や体を洗いたくなる女!おまえ、そういうとこやぞ!
・仲間がたくさん死んでなんとか逃げ出したってのに、ずっと母船に残ってた運転クルーバカップル!シャワー浴びながらイチャイチャすんな!死亡フラグって言葉を勉強しとけ!

とまあ、つっこみたいところはあるけど、エイリアンのビジュアルやセットや小道具など、非常に良い作りで、映画「エイリアン」のファンよりも、画家H.R.ギーガーのファンとしての満足度が高い作品でした。

この後2000人全員が宿主になって2000匹のエイリアンが生まれるのかぁ。ゾクっとするね。
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