『エイリアン コヴェナント』 公開初日2017.9.15鑑賞。
リドリー・スコット監督のエイリアン・シリーズの最新作。
自ら手掛けたシリーズの続編とあって、期待を裏切らない作品とキタイしていったが結果裏切られてしまった。
過去作品の寄せ集めでシリーズの域を脱する目新しさが見当たらない。
したがって、SFホラーとは言えど、怖さは伝わってこない。
艦長の妻 “ダニエルズ” をシリーズで注目を集めた “リプリー” に匹敵する役に仕立てようとしているが、リプリーの存在感・迫力には到底ついて行けない。
シリーズの前日譚を描いた『プロメテウス』の続編的位置づけを狙ったストーリー造りに無理がある。
ワグナーの “ラインの黄金” など使用し音楽と映像の融合的な表現を取り入れ斬新さをアピールするも中途半端。
強いて見つけようとすると、ラストのアンドロイド “ウォルター” の意外な行動、
映画的にはやっぱりそうかと思わせる行動をとるシーンに評価点がつくか!?
ビジュアル・イフェクト、アコースティック・イフェクトいづれも標準的レベル。