80手前にして『2001年宇宙の旅』的な次の進化をかけたデスゲームものをエイリアンという題材でやり出すリドスコにしびれる。『プロメテウス』然り、この人はもうホラーアクション的なエイリアンを描くつもりはないからそっち方向の評価は低いと思うが。人類が創造主を探しに、自らの子を連れていく…神と人類と子(デヴィッドあるいはHAL)という構造。エイリアンというよりデヴィッドというレプリカントの映画であり、それは『ブレードランナー 2049』にも通底しており瞳のアップから始まるオープニングを合わせているのはそういう見方をしろ、という事だと勝手に受け取っている。