山の音に投稿された感想・評価(★4.1 - 5.0)- 4ページ目

「山の音」に投稿された感想・評価

自然音、音楽、台詞による音の三重化。印象的なシーン;雨が降ってきて雨音が強まると主役の女性がレコードをかける。クラシックが流れる。彼女の母親は、その音が屋外に聞こえると文句を言う。
こじ

こじの感想・評価

4.5
辛いけど最後は希望が持てるいい話だった!

原節子のキャラが

どはまりする設定だった!


◎没後50年 成瀬巳喜男監督特集
Haruki

Harukiの感想・評価

4.3
丁寧な描写で多くは語りすぎないが、そこに漂うエロティシズムが絶品。

登場人物たちが誰を愛し誰を求めるのかが激情的に描かれる。

原節子の演技は、今まで観た中でもトップクラスに好き。
邹启文

邹启文の感想・評価

4.6

川端康成が成瀬巳喜男に撮ってもらいたい一心で書いた小説なんじゃないのかなと困惑してしまうほどに成瀬巳喜男の映画になっていた。
これを全編セットで撮影されてたであろうとボヤいていた蓮實重彦はもう映画を…

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このレビューはネタバレを含みます

戦後の鎌倉の雰囲気が味わえてそれだけでも楽しめた。
上原謙は最低の男だが、会社の女事務員、愛人の生き抜く力の逞しいこと。
原節子も最後はもう一度自分の人生を再構築しようとする前向きさも、原作とは違う…

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原節子が本当に素晴らしくて感動する
死出の旅云々の件で見せる涙とか溜息が出るほど
中盤まであまり変化のない主人公だけど、中盤以降きちんと変化と選択を受け入れ、物語を自分のものにしていた
やはりこの手の作品は自分好み。
成瀬巳喜男監督の手腕が光る。
男と女について相当よく描けている。

川端康成の小説の映画化だがタイトルの「山の音」は聞こえてこない

上原謙より1歳年下らしい山村總が父親役をしていることに驚くが、人生に投げやりで不倫を繰り返す息子に苦しめられる嫁との、思いやり以上…

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otom

otomの感想・評価

4.1

乱れに乱れまくった昨今ならば嫁(原節子)と老け役の義父(山村聰)で間違いでも起こりそうな筋ではある。三島由紀夫曰く接吻だけで自決する大正の女性の貞操観念から戦後の昭和で緩くなったとは云っても劇中の家…

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kirito

kiritoの感想・評価

4.1

【同盟戦線】

自分は昭和初期〜中期を描いた邦画がたまらなく好きである。
特に好きな邦画監督なら迷わず小津安二郎をあげるし、好きな俳優なら笠智衆。
そうなって来ると好きな女優は原節子になるはずだ。

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