ストーリーとしては凡庸な構図(テーマを際立たせるためにわざとなんでしょうけども)ですが、それぞれのセクシュアリティの自覚を中心に置くことで、それなり現代的な物語に。
ヴィルジニアがショッピングに行…
友達の旦那と秘密を共有するお話。
滑稽に取られそうなシーンでも、ギリギリの緊張感を保ってシリアスさを損なわない画面作りは流石としか言いようがない。
それぞれの個性、特にひとりの女性として輝こうとし…
愛しているともとれるくらいの幼馴染の友だちが死に、彼女の夫と彼女の死を慰め合う主婦クレール。彼女の前に現れたのは、その夫が女になった姿だった。。。「まぼろし」のフランソワ・オゾンの2014年製作作品…
>>続きを読むフランソワ・オゾンの新作を観る。毎度ながら無二の作家性を持つ監督だと考えるが、とりわけ本作についてはオゾンでしか描けない価値観に彩られている。
ストレートな主人公の女子と、女装によって女子を謳歌する…
親友のローラを亡くし悲しみに包まれていた主婦クレールが、ローラの夫ダヴィッドに女装癖を告白され、彼と女性として、また、友達として付き合って行く中で自分の中に眠っていた女性らしさに気付いて行くという話…
>>続きを読む男が女装する姿を、ただ笑えそうだと観に行く人は、おそらく理解出来ないだろう顛末に戦慄するといいよ。コメディではなく、これは個人的なセクシャル・アイデンティティーについてのミステリー。(元にしてるのは…
>>続きを読むロマン・デュリスの女装と怪演、そして美脚が凄かった。
主人公の妻が亡くなったことをきっかけに周りが少しずつおかしくなっていく様子が繊細に描かれています。ラストシーンがよかった。
また、クレールの妄想…