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彼は秘密の女ともだちのNullのレビュー・感想・評価

彼は秘密の女ともだち(2014年製作の映画)
3.8
出会った幼少期から親愛の情を持ってきたローラを亡くしたクレールが、ローラの夫ダヴィッドの女装癖を知り、ローラとの約束と、これまでの常識、さまざまな葛藤を経て、目の前の人間としてダヴィッドを受け入れるようになるヒューマンドラマ。


映画が終わってまず思ったこと

願わくば、
クレールのお腹の子が
ジルの子でありますように。

ジルは特別ステレオタイプという
わけでも無い。
クレールと変わらない。

クレールも
自分のせいでダヴィッドがゲイになって
ジルとそんなことになってしまうのでは?
と勝手な心配をしてしまったり、
ダヴィッドからの誘いを何度も断ったり、
ジルとの子供を欲しがるくらいには
ジルのことを愛していたはず。。。

この映画で、
この優しい映画の中で、
不幸になる人間が
生まれていないことを
ただ祈りたい。
辛いからね…

ラスト3人の歩く道の先が
変に一本道でも無かったから大丈夫かな…
それだけが不安な映画だった。笑



この映画のいいところは
クレールがダヴィッドを受け入れる過程が
安直では無かったこと。

LGBTは記号では捉えられない
多分多くの人がQ(ueer)
みんな違う。
そうで無いと思っている人たちが皆んな
違うのと同じように。


ネットで調べるシーンは一回だけ。
その後もあったのかもしれないけど、
あくまでもシーンとしては
ただ目の前の人間との関わりの中で
理解し、葛藤し、混乱し、受容していく
それがとても良い。



…。


ていうか、
出てくる子ども、可愛すぎやろ。
幼少期クレールがダントツに可愛いけど
幼少期ローラも7年後のリーシュも
抜群に可愛い。

可愛すぎるやろ!!!!
Null

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