「映画みたいな」話のようですごく現実的な脚本だと思った。
大人しい女の子と転校してきたばかりの女の子が自然と仲良しになり、女児同士なのもあって次第に性を抜きにした恋人同士のような関係になる。
もう少し大きくなると転校生のローラのほうに彼氏ができて、クレールは落胆するが「そんなものか」と世間に納得させられて自身も男を作る。
擬似的な恋人関係が解消される時に溝ができなかったので二人は親友のまま成長する。
ここまでは本当にどこにでもある話で、そこから片方が、あるいは両方が彼女を忘れられていなかったら。そこに彼女への想いの正体を突きつけてくる存在が現れたらどうなるのか。
ヴィルジニアと一緒にクレールが綺麗になっていくのがすごくよかった。ヴィルジニアを本心では女だと認めて「女の目」を意識して張り合いはじめてるんだなと。
そばかすが本当に可愛かったけど、クレールのコンプレックスだったんだろうなあ。