成瀬監督はいつもどきりとする男女の一瞬を切り取るが、明確な善悪や裁きを描かない。
菊子が幸福そうに見えるのは義父と一緒にいる時だけで、他は虚な目でどこかわからない場所を見つめている。当の夫はそんな…
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原作ではリス・ゴーティの「巴里祭」のレコードに合わせて歌っていたはずだが、本作で息子の妻・菊子を演じる原節子が土砂降りの雨の中かけていたのは、リストの「ラ・カンパネラ」である。リスゴーティの曲も、同…
>>続きを読む嫁(原節子)を可愛がる義父(山村聡)だが、頭が痛いのは息子(上原謙)が外に女を作っていること。
更に、娘が夫婦喧嘩の果てに子供たちを連れて実家に転がり込んできた。
嫌みの多い小姑だが、嫁は子供がいな…
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ラスト…
耳を疑った。
え⁈っとなった
ビスタって言った?
ビックリした🫢
🎬💥
⏪
「のびのびするね」
「ビスタに苦心してあって、奥行きが深く見えるんですって」
「ビスタってな…
原作の雰囲気とはだいぶ違うようです。
本人は何も悪くないんだけど、菊子は同性からあまり好かれそうにないいい子ちゃんキャラでなんだか見ていてつらい。旦那の修一は元々人の心が分かるサイコパス気質の人間…
最近鑑賞した『めし』『晩菊』に次いで上原謙が最低な役回りを演じていて笑う。血も涙もない上原謙に対して上を向けば鼻血、下を向けば涙の原節子が不憫。原節子からしたら心の拠り所である山村聡の立ち位置が客観…
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