山の音に投稿された感想・評価 - 3ページ目

『山の音』に投稿された感想・評価

櫻

櫻の感想・評価

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成瀬監督はいつもどきりとする男女の一瞬を切り取るが、明確な善悪や裁きを描かない。

菊子が幸福そうに見えるのは義父と一緒にいる時だけで、他は虚な目でどこかわからない場所を見つめている。当の夫はそんな…

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当時の家とか庭の感じが好きだった。原節子さん、美人ではないと思うんだけどなぁ。
最後、あれで終わっていいんだな、もうひと展開欲しいところ。
m

mの感想・評価

4.3

このレビューはネタバレを含みます

原作ではリス・ゴーティの「巴里祭」のレコードに合わせて歌っていたはずだが、本作で息子の妻・菊子を演じる原節子が土砂降りの雨の中かけていたのは、リストの「ラ・カンパネラ」である。リスゴーティの曲も、同…

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crow

crowの感想・評価

3.9
禁断の恋。ラストシーンの美しさに惚れ惚れする。あの感覚が、成瀬巳喜男監督の最高たる所以だろう。

原節子の哀しさが心を締め付ける。

嫁(原節子)を可愛がる義父(山村聡)だが、頭が痛いのは息子(上原謙)が外に女を作っていること。
更に、娘が夫婦喧嘩の果てに子供たちを連れて実家に転がり込んできた。
嫌みの多い小姑だが、嫁は子供がいな…

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このレビューはネタバレを含みます

ラスト…

耳を疑った。

え⁈っとなった

ビスタって言った?

ビックリした🫢

🎬💥 



「のびのびするね」

「ビスタに苦心してあって、奥行きが深く見えるんですって」

「ビスタってな…

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juri

juriの感想・評価

3.5

原作の雰囲気とはだいぶ違うようです。

本人は何も悪くないんだけど、菊子は同性からあまり好かれそうにないいい子ちゃんキャラでなんだか見ていてつらい。旦那の修一は元々人の心が分かるサイコパス気質の人間…

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324

324の感想・評価

4.3
擦り切れてる関係。家屋内閉塞感からの公園の広大な画と未来。時々小津。
犬

犬の感想・評価

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最近鑑賞した『めし』『晩菊』に次いで上原謙が最低な役回りを演じていて笑う。血も涙もない上原謙に対して上を向けば鼻血、下を向けば涙の原節子が不憫。原節子からしたら心の拠り所である山村聡の立ち位置が客観…

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cuumma

cuummaの感想・評価

3.6
川端康成の原作とはラストが違います。また、原作より荒削りな表現だと思いました。

夫、義父、義母、小姑…と古い家族制度を、美しい日本の四季と交えながら綴った小説は、映像化するには難しいのかもしれません。

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