山の音に投稿された感想・評価 - 4ページ目

『山の音』に投稿された感想・評価

塩田さんの映画術も読んだし、作り手目線で見るぞと意気込んだものの、うちの実家すぎて全然考える暇もなくのめり込んじゃってた
あと上原謙がタイプすぎた
noris

norisの感想・評価

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やはり唐突な鼻血のシーンこそ、原節子という女優の極致なんじゃないかという気がする。
川端康成と谷崎潤一郎ではその変態性が異なるが、成瀬は、ほんらい変態性とは遠い存在だと思う。
菊子の笑顔のお面が終始痛々しい。
義父の偽善者っぷりがムカつくけど本人何も悪びれない。社会の歪みが人々の人格にまで及んでもう手がつけられない感。なんて繊細な映画。
半兵衛

半兵衛の感想・評価

3.5

横暴な夫にひたすら耐える原節子の被虐的な姿を通して彼女に本来備わっていないはずのエロスを醸し出して川端康成ワールドと自分の世界との調和をはかる成瀬演出の見事さ。でも夫を演じる上原謙があまりにも怖すぎ…

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本日の巣ごもり鑑賞。
川端康成原作。
鎌倉で裕福で不自由なく静かに暮らす老夫婦と息子夫婦を軸に、迫り来る老いと家族の軋みを描いた原作。
原作では、それぞれの深層にある心理が、ふとした出来事で滲み出た…

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ふかい

ふかいの感想・評価

3.7

山村聰の老けメイクの手の凝りよう。終始「ニコニコ」を強いられる原節子は「東京物語」ほど感情を抑制せず、上原謙を見つめる顔などモロ仏頂面で素晴らしい(山村聰が「緒ずれ」のつまらない話を延々に聞かせると…

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Lisn

Lisnの感想・評価

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新文芸坐にて、『没後50年 名匠・成瀬巳喜男 戦後名作選』として『あにいもうと』との2本立てて鑑賞してきました。『山の音』は川端康成原作なので楽しみに観にいってきました。

原作にある、冒頭の山の…

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行海

行海の感想・評価

4.3
原作への思い入れが強いから、どうだろうと思っててやっと観たけどなかなかの満足感だった。嵐の夜を背景に微笑む原節子美しいですね…。

殴る蹴る描写を省略せざるを得ないのは良くも悪くも日本映画らしい。あまり晴れ晴れとしない内容なんだけども、この時代から人間性に迫るテーマを扱ったことに関しては素晴らしいと思う。成瀬巳喜男は全く色褪せな…

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Omizu

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3.8

【1954年キネマ旬報日本映画ベストテン 第6位】
川端康成の同名小説を成瀬巳喜男が映画化した作品。主演は山村聰と原節子。

この年のベストテンは歴代でダントツのレベルの高さだと思っている。だって1…

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