Yuki2Invy

マイノリティとセックスに関する、極私的恋愛映画のYuki2Invyのレビュー・感想・評価

3.2
タイトルの『極私的恋愛映画』とゆーのが結論的にはちょっと引っ掛かるが(正直、劇映画だと思って観始めた)、それ以外は特に看板に偽り無く、種々のマイノリティな人々と、そのセックスに関する幾つかのインタビュー・エピソードで構成される比較的シンプルなオムニバス的ドキュメンタリである。

ここに描かれるエピソード、また登場人物の発する言葉あるいは主張というものは、端的にはかなりの面白みを備える・傾聴に値するものなのは確かだ。ただ、個人的な感想としては如何せん少しバカリ(根本的に)それぞれに脈絡が薄いというか、ある部分では散漫な作品だとも感じられる。率直に、なんとな~くテーマを決めてなんとな~く撮り集めてなんとな~く一本に編集した、という感じにも思える(今後また面白いエピソードが撮れたら、そのまま後ろに繋いで永遠に継ぎ足せる、とでも言うか)。

ドキュメンタリとして、別にそれがそこまで悪いことなのかは(ドキュメンタリってあんま観ないので)ちょっと私には分からないけれど、もしソコが改善されたら、もっと面白い映画として観ることが出来るとも思う(少なくとも私は)。
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