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下層都市
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『下層都市』に投稿された感想・評価

[インディアン・ネオリアリズモの萌芽] 50点

インド映画として最初で(現状)最後のパルムドール受賞作品であり、世界的にインド映画の存在を知らしめた記念碑的作品。とは言ってもこの年はパルムドールが10本くらいあるのであんまり当てにならないが。冒頭に"国際映画祭に出品された作品で、曲は一つだけでダンスはありません"というテロップが流れるほど、国内の文脈からは外れていたようだ。ちなみに、ダンスは二回あった。マクシム・ゴーリキー『どん底』を基にした本作品は後のパラレル・シネマの先駆けとして社会派映画の礎を築いた作品でもある。基本的には偉ぶる地主の家での会話劇が中心になるが、たまに外に出るとドヴジェンコ『大地』ばりの空のショットが登場して驚く。扇情的なアップショットはカラトーゾフの顔アップをクレショフ工房っぽく編集してたのも印象的。松明を持った群衆が夜に結集するショットは、流石インド映画という圧巻のエキストラ数を誇る。

インド映画ってどんなレア度でも出回ってる確率が非常に高くて助かる。
CHEBUNBUN

CHEBUNBUNの感想・評価

2.0
【インド映画唯一のパルムドール受賞作】
インド映画唯一のパルムドール受賞作。冒頭に「歌少なめ、ダンスはないよ」と謳っているのに、初手ダンスで始まる衝撃。傲慢な不動産のプロジェクトに巻き込まれた市民の怒りを描く。アートと社会派の塩梅がカンヌっぽいな。
Omizu

Omizuの感想・評価

3.8
【第1回カンヌ映画祭 パルムドール】
カンヌの最高賞を受賞したインド唯一の作品。ゴーリキーの『どん底』に触発され、インドリアリズム映画の先駆けになった。社会批判的な内容からかインド国内では公開されなかったようだ。

原題の「Neecha Nagar」は「Lowly City」であり、金持ちの住む場所と貧乏人たちが住む場所とを視覚的に分かりやすくしたような設定である。

歌や踊りはあまりない、というもののやはりそこはインド、たしかに踊りはあまりないが歌は随所に溢れている。

再開発のため、貧乏人たちの住む地区に泥水が垂れ流され病気がまん延する。そのうち水もとめられ病院に人が殺到する。しかし病院は金持ちが「ちゃんとケアしてますよ」という建前のための施設であることからボイコットするようになる。

金持ちの勝手な開発と貧乏人との溝を縦軸としつつ、下層都市のリーダーである主人公と金持ちの娘マヤとの恋を並行して描く。

マヤ役は監督の奥さんとのこと。きりりとした顔の女優さん、対して主人公の妹ルパは聖母のような優しい顔立ち。二人の女性が魅力的。

リアリズムを基調としつつも、最後のシーンに顕著なように表現主義的な手法も用いられていてとてもよかった。

一種の寓話としての物語もよかったし、映像にも工夫があってとてもよい。非常に優れた作品。