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ドライブ・ハードのNoAceJustYouのネタバレレビュー・内容・結末

ドライブ・ハード(2014年製作の映画)
3.1

このレビューはネタバレを含みます

2022/01/18鑑賞。62点。
アクションを期待したらハズレ映画だけど、ブラックコメディとしては快作。キャスティングとキャラ設定がかなり個人的に好み。

〈見所〉
・過失によるショットガン自殺
・トリプルX風のオープニング
・ジェーンとキューザックというB旧映画ファンにはたまらない組み合わせ
・2億5000万ドル分のダイヤ
・おめーの席ねぇから!
・クレイジー婆ちゃん

〈あらすじ・ネタバレあり〉
舞台はオーストラリアのゴールドコースト。
妻の妊娠を気にレーサーを引退したロバーツ(演. トーマス・ジェーン)は、教習所の教官。
妻・テッサと娘・レベッカと暮らしているが、稼ぎは妻の方が多く、ロバーツはどうにか手っ取り早く金を稼ぎたい。

クリーブランドでコンサルタント業をしているケラー(演. ジョン・キューザック)から指名を受けたロバーツは、彼の教官として運転を教えることに。ケラーは全くの運転初心者だった。

なぜかケラーは、ロバーツの過去や私生活・経済状況についても詳しく知っている。
ケラーに言われて国際銀行に向かったロバーツだが、実はケラーが貸金庫に隠された900万ドル分の無記名債券を狙う銀行強盗だと判明。
警察からは発砲されてカーチェイスに発展し、ロバーツはその流れでケラーの逃亡を手伝うことになってしまう。

ケラーはかつて、ロッシというイタリア系アメリカ人と組んで悪事を重ねて金を稼いだ。ロッシは犯罪組織のマネーロンダリングも行なっており、銀行を買収するとその銀行の経営者になって金をスムーズに動かせる身分になった。
ケラーはロッシに裏切られて刑務所送りとなり、5年服役した仮出所のタイミングで今回の銀行強盗を実行したのだ。

警察から逃げ切ることには成功するが、今度はロッシが雇った殺し屋たちに襲撃される。

殺し屋たちから逃げ切ったロバーツとケラーは、300万ドル分の無記名債権を受け取る条件で、ケラーをマウントタンボリンまで送り届けることに。

ケラーがあらかじめ逃亡用に手配していた車がエンストを起こし、ロバーツとケラーは結婚式場に停めてあるマスタングを盗むとガソリンスタンドで給油する。
スタンドの店員が、ロバーツが銀行強盗であると気付いて捕まえようとするが、逆にケラーが店員を制圧する。店員は持っていたショットガンを雑に置いたため暴発し、死んでしまう。

ロバーツとケラーは、マスタングに乗ってガソリンスタンドから逃げる。
ケラーは、ロバーツの前で死人が発生したことを後悔して彼を解放しようとする。だが、ロバーツは「俺はあんたを目的地まで送るって決めた!妻は俺を馬鹿にしてばかり」とかつてのレーサー魂に火がついており、ケラーを送り届ける決心をする。

ロッシは雇ったバイカーギャングたちにロバーツとケラーを襲わせ、無記名債権を奪わせることに成功。
ついにロッシが姿を現すが、ロバーツとケラーが形成逆転。
ロッシと彼の部下たちを倒したケラーは、無記名債権を再び奪い返す。
ロバーツとケラーの間には奇妙な友情が芽生え、2人は惜しみながらも別れる。
ケラーは国外逃亡に成功し、ロッシはマネーロンダリングへの関与で逮捕される。

ロバーツは、逃亡中ケラーに励まされた言葉を胸にレーサーへの復帰を決意する。
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