自分が自分を手放しても続く人生。
それを見守る家族の変化。
マグノリアかブギーナイツの公開時くらいにポール・トーマス・アンダーソン監督が、ジュリアン・ムーアのことを演技が上手すぎて彼女が誤解される…
2015.6.28@TOHOシネマズららぽーと横浜
ガツンと事件が起きるのではなくジワジワと日々進行していく病状。自分が、相手が、アルツハイマーになったら…。泣けるというより、現実的にいろいろ考えて…
このレビューはネタバレを含みます
「癌ならよかった。癌だったら恥ずかしくなかったのに」という言葉が胸に痛すぎて。
自分の母親も、50そこそこから脳溢血による高次機能障害があるので、重ねて見てしまうところも多かったです。
本人も辛い…
他人事ではないし、遺伝するタイプだなんて、想いは色々だけれど、sorryとしか言いようがない…。
アリスがPCの中のアリスの話を聞くシーンは本当に“ほとんど”別の人のようで、ジュリアン・ムーア凄い!…
確実に進行する病状、記憶(自分)を失っていく恐怖を静かに淡々と見せられる。本人や家族が泣いたり叫んだりもがき苦しむ場面は驚くほど抑えている。それが、むしろ心に響いた。
エンディングは、運命を受け入れ…
公開2日目 シネスイッチ銀座の14時50分の会で視聴
これで今年のアカデミー主要6部門鑑賞おわりました
昔、ハンニバルを見たときに、なんでジョディフォスターじゃなくジュリアン ムーアなの?とおも…
このレビューはネタバレを含みます
アルツハイマーに限らず病気は誰の身にも起こりうることで、自分ならどうするか?と映画を観ながらずっと考えていた。
でも、自分より自分の家族がアルツハイマーになる方がもっとずっとツラい気がする。
映画の…
今まで積み上げてきた大切なものが頭の中から抜け落ち、自分が自分でなくなってしまう不安と恐怖。
そんな彼女の病気に衝撃を受けながらも、進行していく病状を冷静に受け止め支えている家族の愛。
さすがのジ…
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