yuri

ボーダーラインのyuriのレビュー・感想・評価

ボーダーライン(2015年製作の映画)
4.5
ひたすらしんどい。
ケイトは、主人公ではあるが物語の進行に関与できず常に「目撃者」の扱い。
途中、どの選択肢を選んでも確定のイベントが起きてしまう理不尽なホラーゲームをプレイしているかのような感覚に陥った。(この辺の人間の無力っぷりの描き方は時間軸が円環になっていて…という「メッセージ」にも通ずる部分があるかも?)

善悪の境界線が分からなくなる、とはしているが、監督はある程度の答えは用意していて、それは脇役のメキシコ側警察官の描写に表れているような。

取りあえずドゥニ・ヴィルヌーブ監督への信頼感を取り戻したので、DUNEも後編でどうなるか楽しみにしておこう!
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