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ボーダーラインのaibon1125のレビュー・感想・評価

ボーダーライン(2015年製作の映画)
4.1
メキシコの麻薬カルテル撲滅をミッションとした特殊部隊に加わった優秀なFBI捜査官エミリーは、麻薬戦争の過酷な現実を目の当たりにし、徐々に泥沼から抜け出せなくなっていく。

何が正義なのか?どこまで踏み込んでいいのか?正解はあるのか?
ボーダーラインという題名がとてもしっくりくるリアリティのある面白い映画だった。

宇多丸さんがラジオで言ってたことが興味深かったのでうろ覚えだけどメモ。

・普通の娯楽映画は観客がいろんな登場人物の視点から俯瞰的に見れるが、本作はほぼ主人公視点のみで、主人公がいかに蚊帳の外にいるかというのを観客も実感せざるを得ない作りになっている。
・何かが起きそうで…誰を信じていいのか分からず…そんな状況下での不穏な予感の演出が監督は上手い。
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