久々にどハマりしました。
内容は予備知識がないと理解するのはなかなか難しいですが、とにかくデルトロがかっこよすぎて痺れます。。
描写もけっこうヘビーですが、2回続けて見ちゃいました。
デルトロ演じるアレハンドロは多くを語らない謎多き男で、妻と娘を麻薬組織に殺されたことから復讐のためには手段を選ばない感じです。銃撃や拷問のシーンも、かっこいい...と言ってはいけないのかもしれないけど、見惚れてしまいました(>_<)
ボーダーラインという邦題は、国境という意味だけでなく善悪の境界という意味も含んでいます。
メキシコの治安が悪く荒廃した都市は、はっきり言って無法地帯(子供達が遊ぶすぐ近くで銃が発砲したり、死体がぶらさがってたり、警察が麻薬組織に買収されてたりが日常的にある)なので、そんな場所で善を振りかざしてもはっきり言って何も解決しないということがよーく分かります。
FBIのエミリーブラントがその現実に直面し、もどかしさや葛藤が描かれており、わかりやすい構図になっています。
世界にはこんな地域があるんだと学びにもなったし、何よりデルトロの存在を知ることができ、この作品には感謝しかないです。ありがとう!