ヴィルヌーヴ×戦場×ヨハンヨハンソンってこの上ない組み合わせなのでは。ヨハンヨハンソン亡き今、もうこの二人のタッグが実現し得ないことが残念で仕方ない。ハンスジマーの音楽も良いんだけど、ヴィルヌーヴの彩度を落とした画の中でヨハンヨハンソンの音楽が流れることによって、その後の展開に心がゆっくりとザワついていく感じが大好き。
今回は役者もみんな好きだったなあ。エミリーブラントにもう少し視点を寄せて、デルトロとジョシュブローリンも深掘りしてくれたら更に良かったような。カルテル関連のこの展開はあるあるだから、あと30分くらい延ばしてもうちょっと丁寧に描いて欲しい。
あとは、邦題のタイトルがちょっと残念。「殺し屋」が何故、ボーダーラインになってしまったのか。