Keito

ボーダーラインのKeitoのレビュー・感想・評価

ボーダーライン(2015年製作の映画)
3.5
お前は狼だ。この地には決して向かない。

奴は人生を破壊した奴等を追い詰める。

お前を屠畜場かマシな刑務所に入れるか。

エミリー・ブラント 主演。


メキシコの麻薬カルテルを撲滅すべく奮闘する者たちのお話です。
意外にもアクション要素は少なく、淡々と進んでいくのですが緊迫感が恐ろしいほど伝わってきます...。
極秘任務に就くに連れて何が正義なのか?悪なのか?分からなくなってくるケイトの苦悩と夥しいほど襲いかかってくる苦難の嵐は見ていて辛いものがありますが、ドキュメンタリータッチで描かれているのでリアリティ感は抜群!

また、常軌を逸する展開が後半から始まりますが、その場面は、この作品の一番の魅力であると同時に最も恐ろしいと僕は思いました!
法や整備が整っていない国では何をしても許されるという世界がこの地球上のどこかにあると思うと怖くてたまりません...。

映画情報

「プリズナーズ」「灼熱の魂」のドゥニ・ビルヌーブ監督が、「イントゥ・ザ・ウッズ」「オール・ユー・ニード・イズ・キル」のエミリー・ブラントを主演に迎え、アメリカとメキシコの国境地帯で繰り広げられる麻薬戦争の現実を、リアルに描いたクライムアクション。巨大化するメキシコの麻薬カルテルを殲滅するため、米国防総省の特別部隊にリクルートされたエリートFBI捜査官ケイトは、謎のコロンビア人とともにアメリカとメキシコの国境付近を拠点とする麻薬組織撲滅の極秘作戦に参加する。しかし、仲間の動きさえも把握できない常軌を逸した作戦内容や、人の命が簡単に失われていく現場に直面し、ケイトの中で善と悪の境界が揺らいでいく。共演にベニチオ・デル・トロ、ジョシュ・ブローリン。
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