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ボーダーラインのOnのネタバレレビュー・内容・結末

ボーダーライン(2015年製作の映画)
4.4

このレビューはネタバレを含みます

音楽も緊張感があって良いし、監督の撮り方(いろんな角度の監視カメラを見せたり、暗視カメラでゲームみたいに見せたり)がツボで、とても良い栄養素だった。

ケイトとアレハンドロがキャラクターとして本当に輝いていて、交流と対比が好き。
真実を知れば知るほど疲弊していくが、それでも愚直に善を追い求めるケイトは、狼ではない(何も捨てられない)んだろうなと分かる。
アレハンドロの、善悪でははかれない所業も、どの国のどの立場で見るかによって全く違うから、生き様としておもしろい。デルトロ、本当に好きな俳優です。

邦訳のボーダーラインには国境だけではなく、規定や立場を越えるという意味もあるんだろうな……
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