デイジーベル

ボーダーラインのデイジーベルのレビュー・感想・評価

ボーダーライン(2015年製作の映画)
3.9
圧倒的な緊張感の中繰り広げられる、麻薬戦争。
冒頭から、その圧倒的な暴力の渦中に飲み込まれるFBI女性捜査官チームと私達視聴者。

惨たらしい死体の数々、
正義も秩序も無い世界、
我々に訪れる圧倒的無力感。

この作品は、娯楽性を極力排除し、主人公と共に、最大クラスの無力感と敗北感を体験する作品。

製作者側の悪意(褒め言葉)すら感じる傑作だ。