極限の緊張感の中遂行される麻薬カルテル撲滅のための特別捜査の様子を様々な立場から描いたサスペンス・アクション映画。
2023年76本目。5年5ヶ月ぶり2度目の鑑賞。
3.7→3.7
メキシコとの国境で、組織、敵味方、善悪など、色んなものの”ボーダーライン”が薄れ判断できなくなっていくリアルな恐怖に衝撃を受けました。キャストもこの緊張感たっぷりなシチュエーションを表現するのにとっておきの人たちばかりで、かなり力強い作品です。
アクションも華のあるド派手さはないものの、淡々と引き締まった銃撃戦や駆け引きが行われており、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の良さが出ていたと思いました。
ラストの余韻を残した幕切れも個人的には好みでした。