２０１６年、観た中でダントツの１位でした。
もう、とにかく見事！でスゴイ！圧倒されっぱなしでした。
映画を観る時は事前情報をいれないようにしているので、予告編や雰囲気だけで判断するんですが、これもそんな感じでなんとなく良さそう（自分のツボにハマってそう、ということです）と何気に映画館で観たら、ド頭から館内が明るくなるまで動けなかった作品です。冒頭から、あの不安にさせる音楽、ロジャーディーキンズの１カット１カットの上手さ、役者さんのホントにそうなんだろうなぁと思わせる（英語は全く理解できませんが）上手さ、ものの見事にハマりました。特にロジャーディーキンズの撮影は７０年代のゴードンウイリスのようなシャープでエッジが効いていながら１枚画で分らせてしまうカットはスゴイ！の一言。だからアクションシーンも短いカットの繋ぎ合わせで見せていないのに緊張感と躍動感がある、やっぱりこの撮影監督ってスゲー人なんだぁ、と思ってしまいました。
