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ボーダーラインの3104Arataのレビュー・感想・評価

ボーダーライン(2015年製作の映画)
3.6
【闇社会を垣間見せてくれ、平和ボケした自分に危機感を持たせてくれる作品】
・アメリカとメキシコの国境で巻き起こる麻薬戦争を描いた作品です。リアリティがあるかどうかは、実際にそこで過ごしていないのでわかりませんが、それでも「こんな闇の世界、あるんだろうなぁ」という想像をきちんとさせてくれる演出と脚本になっています。むしろ、他国に行ったときに警察にすら気をつけないといけないかも!という危機感を覚えさせてくれます。日本はとても平和な国ですが、国が違えば、人の命が簡単に失わさせられていく事実もあるのだと、日本の幸せさを改めて実感させてくれます。
・エミリー・ブラントさんは女を捨てたFBI捜査官という役柄を非常に上手く演じられていらっしゃいました。そんな中に時たまセクシーさがあるところが素敵ですね。また、ベニチオ・デル・トロさん、相変わらずかっこいいですねぇ。色んなものを背負った自分であることは物語の後半戦でわかってくるのですが、前半の振る舞いが全て伏線の様に感じさせてくれる物語構成と演じ方。普通に見ごたえのある映画だと思います。
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