シグのすけ

エスコバル 楽園の掟のシグのすけのレビュー・感想・評価

エスコバル 楽園の掟(2014年製作の映画)
3.6
デロトロの名前があるとついつい観る。コロンビアの麻薬王の話らしい。

主人公のカナダ青年がヘラヘラしてるので序盤はどうかと思ったけど、中盤彼がある境地に立たされたあたりから俄然面白くなり、最後まで緊張感を持って楽しめました。

デルトロのただならぬ顔面は相変わらずの安定感があり、バルデムと双璧だよな〜なんて思ってたらデルトロの側近役がバルデムの弟だった。なのでホラー好きの方も楽しめます。

誰もがサブタイトルの「楽園の掟」から想像して、ビーチでの若者の無軌道な振る舞いに業を煮やしたデロトロが「砂浜で接吻するべからず」とか「ゴミは必ず持ち帰るべし」とか「サポーターパンツにも名前を」とか「サザンはいいけどチューブは禁止」とか「スピッツの武道館のチケット余ってますか」とかを書き連ねたエスコバル十ヶ条的な事を打ち出す話だと思いがちですが全く違いますね。
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