このレビューはネタバレを含みます
怖かった~。
身内でない者は容赦なく消すんだ…。
「ゴッドファーザー」みたいなこういう組織のファミリー意識って怖いなぁ。
あと、一度関わったら脱け出せない怖さは、「コロニア」みたいなカルト教集団の話にも似ている。
中でも一番怖かったのは、警察までエスコバル側についていたこと。
こういう集団は、自分たちの狭い範囲からはあまり外に出たがらないけど、エスコバルの場合は、議員になったり慈善事業をしたり、積極的に民衆に関わる辺りがビジネスマン。
ラストは、最後までマリアと逃げようと望んでいたのかな?でも早く大使館に入っちゃうべきだったよね。
いやもしかして、大使館も危険だったとか?「コロニア」みたいに…?
マリアさん笑顔が可愛いけど、「昔からコロンビア人は、コカの葉をかんでる。パブロは特産物を輸出してるだけよ。」って、日本人からしたら異文化過ぎて笑っちゃったし…(笑)。
さらに「お金は貧しい人に使う。貧民街へ行って聞いてみて。彼は人気者よ。」っていうのは、事実と言えば事実だったんだから、どうしようもないよね…。
やっぱ教訓としては、君子危うきに近寄らず。自分の身は自分で守る!かな。
う~ん、そんなのも通用するかどうか。
ベニチオ・デル・トロは、こんな役が似合うな。民衆を惹き付けている姿は、「チェ」のシーンにも似てた。
「最近神は怠けてないか?神に伝えておけ。俺は精巧な望遠鏡を用意させて天に向けておく。たまに神の存在を思い出した時に、この俺パブロ・エスコバルが主を見守ろう。」
って…何を言ってんだ??この人は!
最後の最後まで、ガクブル…。