トリパス

ディバイナー 戦禍に光を求めてのトリパスのレビュー・感想・評価

4.3
ラッセル・クロウ初監督作品!!!

盛岡の映画館では扱ってくれなかったので、青森市まで行って鑑賞。字幕。

高速使って、二時間半……来た価値ありました!とっても良かった!

第一次世界大戦中で息子3人を失った父親のお話。息子を失い精神を病んだ妻の死をきっかけに、息子たちの遺体を探すため、単身トルコにやってくる。

戦争の悲惨さをバシバシと伝えてきます。もう泣く泣くw
戦争シーンなどのアクションも迫力あって見応え充分です。

しかし、気になるところもいくつか…
妻の死が早く唐突だったり、展開が主人公の超能力だよりだったり…
(いつものケヴィン・ドゥランドさんが出てこない…)
特に、現地で未亡人と恋愛始まるんですが、それは必要なのでしょうか?
息子たちがママを思って死んでいったのに、息子もびっくりです。
まあ、ラストカットにラッセルの満面の笑みを見られるから良しとしますかw

冒頭の戦争準備シーンが『グラディエーター』を彷彿とさせ、ラストの団らんが『プロヴァンスの贈り物』を思い出させ、監督ラッセル・クロウにどこかリドリー・スコットの風味を感じます。
俳優としてはもちろん、監督としてもラッセル・クロウを応援し続けます!

…つーか、中盤出てくるトルコ人の秘密基地のロケ地、グラディエーターにも使った所だよね?確証は無いけど、そっくりw