このレビューはネタバレを含みます
何よりサーカスのパフォーマンスが圧巻の作品。
クライマックスのショーを、冒頭で先に見せることで、一気に作品に引き込まれる。また、主人公が博物館を開いてから、サーカスに転向するまでテンポ良く物語が進むおかげで、時系列における最初のショーまで飽きずに観ることができる。
ただ全体的に、かなりセオリー通りに話が進んでしまう印象で、サーカスは相棒に譲り、家族が最終的な居場所になるという結末にも意外性はない(というかこの手の物語で夢と家族を両立させる結末にならないのは何故？)。また、レベッカ・ファーガソンのキャラクターも若干身勝手では？と思ってしまい、そういった点で若干心が離れていってしまったのが正直なところ。
