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グレイテスト・ショーマンのスペクターのレビュー・感想・評価

グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)
3.9

『グレイテスト・ショーマン』 18.2.18 公開2日後に家内と一緒に観てきました。
日曜日とあって、朝一のスクリーンなるも座席は結構詰まってきましたね。

十日程前の新聞広告、“ヒュー・ジャックマン” “実話” “ミュージカル” “ラ・ラ・ランド” のキーワードを見て映画館行きを決定。

結果、『ラ・ラ・ランド』に並ぶミュージカル傑作と言って過言ではない作品である。

19世紀に活躍したエンターテイナー、P・T・バーナムの半生を描くサクセス・ストーリーを監督マイケル・グレイシーが手掛ける。
主演 “ヒュー・ジャックマン” の 『レ・ミゼラブル』 に続く2作目のミュージカル作品である。

ストーリーは、貧乏な仕立て屋の息子に生まれ強いハングリー精神が芽生え、常に成功願望が優先される人間ドラマである。
言葉で表現すると重苦しくなるが、ミュージカルの展開は、アップテンポで澱みなくしかもミュージックの絶妙な配合に唸らされる。 
さすが『ラ・ラ・ランド』を手掛けた音楽コンビの手腕見事である。

キャスティングも素晴らしい。
ビジネス・パートナーのフィリップ役 “ザック・エフロン”、
主人公を支える良妻役 “ミッシェル・ウィリアムス” の好演は見逃せない。
サーカス一座のユニークな面々、歌はうまいわ、踊りは抜群、よくぞ集めてきたと感心する。
さらに辛口の新聞記者、揚句に英国ビクトリア女王までご登場となる。

きら星の音楽が次から次へとカミングアップしてくるなか、
特に “This is me”、更にはジョニー役のレベッカ・ファーガソンが歌う “Never Enough” は圧巻。

これから観に行かれる方、是非、劇場で堪能してきてください。
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