日本人には作れない映画。
技術的な面や金銭的な面もではなく、社会的な意味で。
日本でもしもこのような企画をたてようものなら「差別だ!」「蔑視だ!」と過剰に騒ぎたてられてしまう。
声高にそれを主張することが何よりも差別だというのに。
そういう意味で、日本人は色々考えるべき作品。
数あるミュージカルの中でも歌シーンは多め。そのかわりストーリーは薄め。
全体的にサクサクと進む印象だが、特に序盤はもっとストーリーを掘り下げて欲しかったかなと。個人的には。
幼少期に味わった友人が自転車でスイスイ進んでいくのを後ろから徒歩で追いかけてるようなざわざわした忙しなさを感じた。
起承転結が綺麗でスッキリと観れる良作。