このレビューはネタバレを含みます
「ラ・ラ・ランド」の製作陣が集合との宣伝文句に楽しみにしていた今作
確かに同種のミュージカル作品であり
バーでの「ヒュー・ジャックマン」と「ザック・エフロン」の心踊る名シーンや
ロープを使った「ザック・エフロン」と「ゼンデイヤ」の愛情溢れるシーン等は良かったのだが…
期待値を上げすぎたか…
「ラ・ラ・ランド」と比較すると監督の実力差とレベルの違いを実感すると共に
「レ・ミゼラブル」の感動を越えてくる事も無かった
主人公(ヒュー・ジャックマン)の人間性についても
歌姫(レベッカ・ファーガソン)のツアー同行には完全に肉体関係ありきだろうと感じたし
純粋な人というのは解るのだが
団員に対する態度は人権的にも全てを容認し応援できる素晴らしい善人という人物像ではなく
結果オーライ的なハッピーエンドには少し違和感が残り
各歌唱シーンでの別録音口パク感が否めなく
数回繰り返されるサーカスでの多人数の歌唱・ダンスシーンも
オープニングとそれほど変化が感じられない繰り返しのイメージが強く
高揚感は下降線でした…
