ミュージカル作品は本来、スクリーン越しに見るよりステージ上で起こる生の演技を見るのが正。
故にストーリーはシンプルに単調なのが相場。
それ自体に問題は全く無い。
それにしてもイマイチ乗れない作品というのが正直かな。
イギリスという階層社会で下克上を果たそうと努力するアメリカ人。
その姿には今の自分との境遇を重ね合わせて見ることができ、共感できる。(このことはまた別の機会に^^)
手段はいけ好かない。
自己の目標にばかり視線は向かい、周囲との調和が取れなくなる。
本作に描かれるままが史実だとすれば、かのショービジネスに集った面々は人が良すぎる。
本当のところを言えばきっと他に行き場が無かったからこその妥協なのかと深読みしてしまう。
結局あの髭の生えた美声の持ち主の性別はどっちの設定なのだ?
髭剃ればそれで問題解決では?
ストーリーはさておきミュージカルとしては素晴らしい。
音楽に踊りのパフォーマンスにはとても満足できた。
そしてキュートなゼンデイヤ。
個人的にはThis is meより、Never Enoughが好き。
(二曲ともiTuneからダウンロード済み)
全体的には個人的にはレミゼラブルに軍配。