かおり

グレイテスト・ショーマンのかおりのネタバレレビュー・内容・結末

グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

始まり方がめっちゃオシャレ。

ストーリーは王道うまく生きすぎテンポよすぎなのかも。ミュージカル映画だから、このくらいがベストだと思う。
歌とダンスとその他の演出が素敵。美しさと強さに心が苦しくなった。
本当に細かいところまでオシャレで、エンドロールまで素敵だった。
ショーとして素晴らしかった。
細かなところまで凝っていて何度でも観たい。

サーカスに出ている人たちは差別を受けている人たちが出ていて、恋愛にもそれが障壁となるんだけど、それが主題って感じじゃないかな。だからこそ、差別を受けて好奇の目で見られる環境が変わる様が描かれることはなく、そこを少しだけでも描いてくれたらなと。
その人たちが、それを武器にして輝いてやるっていう強さが良かった。
時代背景もあってか、差別をする人々が変わるというよりも、差別を受けている人がそれでも強く生きることが中心に描かれていたなあ。
つまり、差別をする環境が変わっていくことが主題ではなく、マイナスとされているところを自分自身が乗り越えてそれを輝きに変えることが中心というか、うまくいえないんだけど。時代背景的にはそっちの方がナチュラルなんだろうなって思う。
だからこそ、差別に関しては苦しい気持ちのまま終わってしまうなあ。

富や名声を求めて"他人の幸せを歩むな"自分にとっての幸せを掴むことに勇気を出せ。みたいな。

体裁を気にして、サーカスのみんなをパーティに入れなかったのに、最後に助けてくれて、人に恵まれたなあ。そこは主人公の甘えかなあと。

娘たちが最初にが歌うところ、This is me、最後のバーで心がキューっとしたなあ。
かおり

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