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グレイテスト・ショーマンのバロウズのレビュー・感想・評価

グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)
3.9
実在の興行主、P・T・バーナムの伝記映画。
ミュージカルの場面やパフォーマンスは迫力満点で、映画館で見るべき映画だと断言できるが、いかんせん主人公バーナムの描き方に違和感が残る。
この映画ではヒュージャックマンを起用しバーナムを聖人のように描いているが、この人は本当に聖人だったのだろうか?
見方によっては、フリークスを使って金儲けをしたかっただけのように思える(中盤、レベッカファーガソンが言うセリフに集約されていると思う)
変わり者(=フリークス)を集めて金儲けをしたかっただけなのか、それとも居場所のないマイノリティの人達に「家族」を与えた文字通りの「聖人」なのか。
この映画を気に入った人には1932年製作のトッドブラウニング監督の映画「フリークス」も合わせてご覧になってほしい。こちらの方が見世物小屋の実態を正確に描いていると思う。
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