今年を席巻した映画とはやはりこれでしょう！ ヒュー・ジャックマン演じる主人公・P.T.バーナムが頑張ってサーカスを創設するまでのお話。物語面で賛否が分かれる事は承知の上でしたが、本当に原稿用紙1枚で語れるレベルでしたね……。
ただミュージカルは本物！ 同作曲者が関わった『ラ・ラ・ランド』は最初の2曲がピークで後は古臭く感じちゃった身ですが、今作の楽曲は全部好き。特にヒュー・ジャックマンとザック・エフロンが西部劇の如くバーで闘う「♪The other side」一世紀以上前が舞台な筈なのに、現代のラップバトルを彷彿させる物があります。マイノリティの蜂起をテーマにした「♪This is Me」デュエット曲で今後流行りそうな「♪Rewrite the stars」が次点でよく聴いてます。
それにしてもキアラ・セトルに髭を生やす理由ってあったんでしょうか……。多毛症である事よりも普通に「スタイルが悪い女性でも舞台に立っていいんだ！」ってメッセージを強めた方が話がブレなかったんじゃと正直観てて思いました。
<2018年ベスト10位>
