ロクシ

アサシン クリードのロクシのレビュー・感想・評価

アサシン クリード(2016年製作の映画)
3.0
実写版アラジンを映画館で見て、冒頭のパルクールシーンでアサクリを思い出して見返したくなった。
Netflixで過去パートだけ見返してみた。現代パートはさらっと。
街のCGの凄さや衣装のかっこよさはアラジンを圧倒的に凌いでて今見てもやっぱりかっこいい😍
でもストーリーが原作ファン以外置いてけぼりだし、現代パートいらない。
ロッテントマトのスコア16%も納得してしまう…。
過去パートだけでショートムービーにしてくれた方が良かったよー。アクションと美術と衣装がめっちゃくちゃっこいいんだよ。
あと始めて吹き替え版で見たけど、斎藤工の声全然合ってないよ😂プロ声優じゃないのに声優っぽい演技は素晴らしいけど、声が若すぎる…
(まぁエッツィオと関智一さんの声も合ってなかったけどな)
亡き有本欽隆さんの声大好き😢

やっぱり歴代のアサシンの亡霊が見えるシーンはファン興奮しますよね。
3のコナーや4のエドワードみたいな衣装のがいたし。奥の方にアルタイルっぽいのいたし。

過去パートだけで次回作希望。


↓以下、公開当時劇場で見た時に書いた感想↓

ゲームの大ファンです。

【良かったところ】
・アサシンの衣装デザインが素晴らしい。ゲームよりかっこいいと思います。
・空撮の俯瞰の映像が美しい。オープニングのメキシコの荒野、スペインの町並み、美しかった〜!
・ゲームでおなじみのアクションがちゃんと再現されている。
CGなしのイーグルダイブが数回、ダブルアサシン、エアアサシンもばっちりある。アサシンブレードで敵にゆっくり近づいたり、暗殺してから人混みに消えたり・・これはたまらない!
しかもゲームで大変重宝する煙幕までちゃんと描いてくれたのは嬉しかったです(泣)
・教団に忠実でストイックなアサシン。ゲームの最近のシリーズではあんまりアサシンらしくない主人公が多かったのですが、アギラールはちゃんと教団に身を捧げているアルタイルのようなストイックなアサシンでとってもかっこよかった。
・最後の色んな時代のアサシンが主人公を取り囲むシーンがゾクゾクした。時代によって衣装デザインも違う!

【悪かったところ】
・現代パートいらない。
おそらくゲームファンは現代パートいらないって思っている人が多いと思います。
かっこいいアサシンが歴史で暗躍する話が見たいんです!
現代パートがシナリオの大部分を占めていて、アギラールの話はほんの少しだけでした。あんなに衣装とセットがかっこいいのに本当に本当に残念。
・登場人物の心理描写が希薄。
女性博士の葛藤はまぁまぁ描かれていて、感情移入できるような気がしますが、主人公はアギラールではないのか・・・?
アギラールのセリフが全然ない。彼はなぜアサシンとして戦っているのか?
子孫を残さないとカラムも誕生しないけどその後どうなったのか?
・歴史背景の説明不足
15世紀のスペインで、レコンキスタがグラナダ王国を侵略する話が背景だったと思うんですが、全然説明されていなかった。
息子を人質にされていた王が、グラナダのムハンマド11?12世だと帰って調べてから知りました。
・エデンの果実の説明不足
私はゲームファンなのでエデンの果実が、”かつて来たりもの”が残した秘宝で、人を洗脳できる能力があることを知っているのですんなり飲み込めましたが、映画だけ見た人にはさっぱりでしょう。かつて来たりし者の話も全くなかったし。
・現代パートで銃が出ないのが不自然。
こういう現代モノのアクションなら必ず銃が出てくるし、最初に麻酔銃が出てくるのに、ナイフや素手であっという間に被験者達に制圧されてしまう警備員たち・・・これは不自然だ。
・アニムスがかっこ悪い
腰だけ機械のアームにつかまれて、記憶に合わせて実際に身体を動かないといけないなんて、恥ずかしくてちょっと笑っちゃいます。いらなかった。
しかも主人公が自分で首の後ろの硬膜外にブスっと針を刺してしまう。いやいや無理だろそれ。神経傷つくぞ。
・フードはアサシン教団の象徴なのに、テンプル騎士団の集会で被っちゃってる。そのせいですんなりアサシンが紛れ込んでしまう。ゲームでもアブスターゴはフードを禁止するような説明があったのにな。

過去編は楽しかったので、ゲームファンなら絶対楽しめると思います!
過去編が8割くらいを占めていたら最高だったになと思います。
次回作が出るなら期待したいです。
ロクシ

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