友二朗

ネオン・デーモンの友二朗のレビュー・感想・評価

ネオン・デーモン(2016年製作の映画)
3.4
「美は全てではなく唯一」

第18回部室上映会にて。

天然の美とナルシシズム。
願いからのカニバリズム。

ジェシー 16歳
とにかくエル・ファニングが美しい。
クレオパトラみたいなメイクの時ほんまに言葉失った。美しいとしか言葉が出てこない。どの髪型も最高に似合ってる。

パーティーのショーのシーン、ライトの点滅とBGMのみ、変態の映像である。

外見のみが武器になる世界。
そこにはある意味常識も学もない。
ただ圧倒的に容姿のみが武器。

夜景を歩くシーン素敵。

キアヌ・リーブスびっくり。
彼のみがジェシーに流されない。
そしてまたジェシーも遠ざける。

ヤマネコのシーンむずい。

Waving Goodbye / Sia とっても好き。

絶対に好きな作品だと思ってみたがあまり刺さらず。ミュートにしても観れる作品ではある。とにかく綺麗。

読んでくれてありがとう。

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「この髪は地毛?この鼻は本物?
 人生って不公平」

「私のことバイオニックウーマンだって」
「それって褒めてる?」

「田舎から夢を抱いて出てくる。
 皆綺麗よ。でも貴方はそれ以上になる」

「月に向かって聞くの
 私が見える?って」

「私歌も踊りも文もダメで才能ゼロなの
 でも私は可愛い。この可愛さで稼げる」

「もう切れるのよ」
「なんのこと?」
「貴方の賞味期限よ。
 腐った牛乳より新鮮な肉」

「私は幽霊同然」

「耳もいじった」
「なんで?」
「ポニーテール用よ」

「演じるのは当然さ。私は創作者だからな。
 私には創作の血が流れている」
変な奴。

「価値には痛みが伴うの
 皆素顔は嫌いでしょ?」
「私は好きよ」

「美しさが存在価値」
「それは違う」
「内面の美しさとでも言う気か?」
「そうです」
「彼女が美しくなければ見向きもしないだろ」

「美は全てではなく唯一だ」

「あれが望みか?彼女達が憧れか?」
「憧れてないよ。皆が私に憧れてる」
どわー凄い台詞。

「私は危ない子。美人だと知ってる
 それのどこがいけないの?
 皆私になろうと必死」

「彼女を出さなきゃ
 私の中から彼女を」

「FOR LIV」
友二朗

友二朗