ヤスマサ

ジェニファー・ロペス 戦慄の誘惑のヤスマサのレビュー・感想・評価

2.7
夫と別居中の人妻が、肉体関係を持った隣人の青年からのストーカー行為に恐怖する姿を描いたサイコ・スリラー。
夫と別居して9ヶ月経つも離婚に踏み切れない人妻のクレア(ジェニファー・ロペス)は、隣に越してきた年下の青年ノア(ライアン・グスマン)に惹かれ不貞を働いてしまうが、関係を断とうとするとノアの態度が豹変し、やがて異常な執着に恐怖を覚えていく。

ジェニファー・ロペスはかなりグラマラスで、クレアを魅力的に演じている。
一夜の過ちが、かなり艶やかだ。
クレアの、ノアにだけでなく、煮え切らない性格が仇となっているのだろう。
他に特記するところはないが…、
ノアが古典文学の話しをしてクレアとの距離を縮めるシーンで、「ホメロスは天才なんだ、例えばシェイクスピアとかバイロンとか…、ボブ・デュランみたいに」という。
映画公開年の翌年にボブ・デュランがノーベル文学賞を獲っているが、詩人としての評価がかなり高かったことが窺える。
ロブ・コーエン監督にしては、少し残念な感じの、エロティックに緩い作品。

余談だが、別居中の夫ギャレット(ジョン・コーベット)は、どことなくベン・アフレックに似ているが、勘ぐりすぎかも…。
ヤスマサ

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