さすがに三作続けるとお腹いっぱいと言うか、連続ドラマを半年観ているようなマンネリ感が強い作品。
二作目ラストからそのまま続く前後編と言う感じなのだが、今一つ盛り上がらない。
お決まりの吊りアクションとチャイナクオリティなCGは、映像的な驚きは無くマンネリ感を強調してしまっている。
そしてラストの畳み込むようなご都合主義は、スピード感とテンポは良いものの、あまりに強引で納得できる落ちではないだろう。
「力を吸い過ぎて反発しあっている」まではいいだろう。でも「無が最強」って、おいおい。
だったら力を持たず吸い取られるものが無い皇帝が最強じゃん。
それにしても悪役がまんまガンダルフ、又はダンブルドアってのは笑える。
その悪役息子がなんともショボい最期。まぁ、冷血にフラれた女を改心させる伏線なんだろうが、木から生えてるビジュアルが良かったのにラストで使わないのは予算の関係か？
ダンブルドアに５人がかりで立ち向かうより、ロード・オブ・ザ・リングの巨大な木の怪物「エント」みたいに変身した息子と戦った方が派手で中国っぽかったのに残念。
それにしても最後皇帝が無情を呼んで「じつは・・」ってのは蛇足だろう。
三作目で下降線をたどり二作目の評価も下がってしまった残念な三部作。
余談。
相変わらず変な機械つけて普通に走り回ってる無情ちゃん。
って言うか、あんた飛べるでしょ！ってのは禁句か？
