ずっと気になっていてふと思い出して鑑賞。アメリカの映画監督が遺伝子組み換えの真実を追うドキュメンタリー。
遺伝子組み換えは身体に悪いものだから成分表示に記載されているのだろうなと思っていたけれど、仕組みや裏側までは知らなかった。
日本は遺伝子組み換えの作物は自由に栽培する事はできないけど食料自給率が低い輸入大国。
特にアメリカからの輸入品なんて多いだろうから、作物だけではなく例えば魚や家畜の餌や加工食品等、間接的に口にしている可能性は大いにある。
人体に与える影響は低いと言われつつも、安全性はグレーゾーンらしく、アレルギーの原因になる可能性もあると指摘され研究され続けているそう。
色んな知識を身につけるたびに、知らなかったら幸せだったのかもなと思う事が多くてなんだかやるせない。結局人間が知恵をつけてお金儲けをするために編み出した物が自分達に害を及ぼしている可能性の物が多い。
環境系のPodcastを聴いている時、農薬を使用した野菜は無農薬よりも弱いと言っていた。
同じ野菜でも無農薬は時間が経つにつれて萎んでいくだけだけど農薬を使った野菜は腐っていくし、劣化のスピードも早いそう。
確かに母が無農薬で育てて大量に送ってくれたレモンは、消費に時間がかかったけど持ちがとてつもなく良かった事を思い出した。
身体のためを思うと食品をこだわらないといけなくて、そうなるとお金がすごくかかる。
こういう思考の人が世の中もっと増えたらいいのに。
結局主流になる物を生産者は作るわけだから、多くの人が安くて大量生産している商品ばかりを買い続けたら生産者の思考は変わらない。
国や世界単位でこういう問題についてもっと敏感になるべきだなと思いました。
