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パパ、遺伝子組み換えってなぁに?のsonchoのネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます


主にモンサントが推し進めた遺伝子組み換え生物
アメリカ的農業でよく使われるラウンドアップという除草剤に負けないトウモロコシ。
小型飛行機でこれでもかと散布してるの見ると、これだけ農薬でコーティングされた食物を平気で食べてるのか…とげっそり

増え続ける人口は飢饉を招く、
食糧危機に対抗するべくGMOは作られるという大義があるが
実際のところ30年の研究で、有機栽培とGMO栽培に供給量の差はないとわかってしまった
有機栽培でも世界的食糧危機は救える

GMOによる単一栽培によってこの100年で93%の固有種が消滅した
多様性が消えていくことを厭わず、利益を求め、健康への関与のファクトチェックもなされないまま、新たな生物が日々生み出されていくことに疑問を感じざるを得ない

ただ大豆の93%がGMOと聞くと、何を信じて何を食べればいいのかわからなくなる。
人体に害がないなら過敏に避ける必要もない?
遺伝子組み換えという名前がSFチックなイメージを先行させて、余計受け入れられなくなっているのもある
イメージだけで忌み嫌われているだけなのかもしれないが、ノルウェーのように国全体で法統制している国もある。

人体への影響はあまり明らかにされてこなかったが、
フランスのセラリーニ博士がラットの実験で、4-5ヶ月に渡ってGMO、ラウンドアップを摂取させ続けた。
80%で大きな腫瘍が見られ、ホルモンバランスの以上異常まで見られた。
ラウンドアップは土壌や水道、人の尿からも検出されることから、確実に私たちは汚染されたものを口にしていることがわかる。
知らず知らずに腫瘍形成を促進していたかもしれないこういった事実を企業は隠したがるため、私たちはもっとクレバーに選択をすることが求められると感じる。
食べるも食べないも自由。表示義務があることが幸い。
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