スプリングス

群青色の、とおり道のスプリングスのレビュー・感想・評価

群青色の、とおり道(2015年製作の映画)
4.2
〈/故郷の風が、青春の空気を運んでくる/〉


映像を専門とする先生が僕の高校にいる。
13フェイズなどを使ったシナリオの練りかたを授業で教えてくれたりしている。
『戦艦ポチョムキン』を一番好きな映画だと言うような、本当に映像を愛している先生である。
そんな先生に質問してみた。
『絶対に観てほしい映画って、ありますか?』と。。
『あぁー、あるよ。ちょっと待っててね、DVDあるから。』
そう言いながら職員室に入っていった先生。
しばらくして出てきた先生に手渡されたのがこの映画『群青色の、とおり道』である。
私物のようだ。
『これねぇ、多分君たちの年代にはあまり響かないかもしれないなぁ。でも、十年後くらいに観たら、すごく染みると思う。一週間貸すから観てみて。』

そんなわけで、僕はこの映画を借りることになったのであった。


〜簡単なあらすじ〜

故郷を離れ、夢であるミュージシャンになるべく上京した“真山住幸”。
地道に音楽活動を続ける彼のもとに、勘当同然であった父親から連絡がはいる。
『...返ってきてくれ。』
十年ぶりの帰郷に複雑な思いを抱きながら、彼は《変わらない故郷の風景》を眺める。。



期末試験が近いので時間がなく、2日に分けて観賞しました。
とても、よかったです。
これを観てほしいという先生を改めて尊敬しました。
名場面が沢山ありまして、、何から言えばいいのか....僕が説明すると、途端に安っぽくなってしまうのでやめておきます。

《夢を持っている・持っていた全ての人》に観てもらいたい映画でした。


【最後に】
来年、大学のために上京しようとしている身として、この作品は年齢とか関係なく心に染みました。
大学生になる前に観ることが出来てよかったです。