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悩ましき男たちの肖像のumihayatoのレビュー・感想・評価

悩ましき男たちの肖像(2009年製作の映画)
5.0

久しぶりの休みだということで、昼からサウナに行き、「帰ったらポテチと酒とお下品コメディーでひと笑いして寝るか」と見始めたのですが

男と女の性問題と感覚の違いを鋭く突いていて
「これが男という生き物ですよね?」と言われても全く反論が出来なさそうでグサっときたし、
主人公4人に「わかる、わかるぜ。」と思わず拳を握り、共感と応援が溢れ出た。

「ヤりたいゲイン」のダイヤルの場所はたぶん男女で違うし、「愛情」と「性欲」の回路は恐らく干渉はするが繋がってはいない。多分「愛」って言葉は本能というよりも、感覚に名前を付けたから曖昧なんだろうし、
種としての繁殖の為の意味だけでよかった本能のセックスをそれと繋げ。
その行為に必要だっただけの性別に、思想や社会的利益、自己表現までも持ち込み、そこに倫理観や道徳的なふわっとした約束事も入ってきちゃったもんだから、人間は複雑で面倒なことになっているんだなと。


とりあえず俺も隣に越してきた女子大生と、飲めないウォッカをラッパ飲みして、その子の元カレが好きだったという曲を聞かされながらベロベロでベロチューしたい人生だった。
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