友人に誘われ3Dで鑑賞。
ストーリーは事実をもとにした沿岸警備隊による海難事故救出劇。
事実をもとにしているのだからそれほど奇想天外なことも起きないし、不思議なことも起きないのは不満ない。むしろ変に味付けしてないのであるなら好感が持てる。
あまりこの手の映画を観ることが多くないので正直期待はしていなかったのですが、思っていた以上に楽しめました。
それは3Dの迫力がかなりあって、ジェットコースター的な面白さがあったからだと。本作はストーリーではなく映像で楽しませるタイプの映画だと思う。だからこそ映画館で3Dや4DXで見てこその映画だと思います。もちろんそうしなくては楽しめない映画を手放しで褒めるというのは抵抗がありますが、一つの形としてそういうものがあるのは楽しいことだと思います。
ただ内容も悪いわけではないですし、何より難破船のリーダー的立場になるシーバートさんのカッコ良さには痺れるものがあると思います。危機的状況で的確な判断をして行動していく超人っぷり。これはどの程度脚色されているのかはわかりませんが、本作で一番輝いているように思える人物。
ただ展開というか中盤のだれ気味な部分は気になってしまう。波にもまれる救助隊、沈みそうな船、丘の上での人々のあちゃこちゃのループで引き伸ばされている感じも強い。
ヒロインの笑い声もちと邪悪。シンデレラのいじわるお姉さんのままじゃないか、とか思ったり。司令官が緑の巨人になって救助にいかないかなとか、思ったり。すいませんこれは嘘。
3D等で映画館で見るのならばありかな、てな映画かなと思います。テーマパークのアトラクション的に楽しむつもりで是非。