道修町薬種店の盲目のこいさん田中絹代と、一切の世話を請け負って丁稚奉公する高田浩吉の、音の世界に埋没して一生を貫く谷崎潤一郎の耽美的小説を見事映像化した島津保次郎監督の傑作。明治初期の上方情緒溢れた…
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究極の愛かな
その人のために生まれてきた
あってもいいと思います。
綺麗な人は目を閉じてても美しいな、、とつくづく思わされました。
また、田中絹代のプライドの高さ、相手を受け入れた時の弱さがい…
原作が出版されてから数年も経たずに制作された最初の映像化作品。冒頭で田中絹代の姿をすぐに出さず、声や足を見せて焦らしてから美しい顔が映るのが良いと思った。ただこの前に観た大映版の2本、特に京マチ子版…
>>続きを読む1/9@ラピュタ阿佐ヶ谷
全盲の身でありながら名人級の三味線の腕を持つお琴(田中絹代)とそれを慕う番頭・佐助(高田浩吉)
葛藤の末、佐助が起こす狂気的行動。これはもう彼女に対する愛とか慈悲とかそ…
目が見えなくなりつつも琴の道を極めようとする商家の美しい娘と、その娘を師匠として支え自分自身も琴を学ぶ奉公人の物語。やっぱりストーリーにはちょっとついて行けない。
春琴抄は4本観たと思うけど、これ…
谷崎潤一郎の原作が好きすぎるゆえ、これは辛口評価せざるを得ない。脚本とヒロイン春琴役がとにかくアカン。そこ一番肝心なトコだから。原作の行間、余韻……その辺の繊細なニュアンスを描写できていたとは到底思…
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