後篇は不幸篇、田中絹代は呪われたように不幸に襲われる
【あらすじ】
前作の続き
佐分利信はあっさり田中絹代を捨てて離縁
その後桑野通子と再会してヨリを戻そうとするも失敗、母親と飛騨に引き籠る
田中絹代は別れたくないと泣き濡れて暮らす日々だったが妊娠が発覚
テテナシゴを産ませるわけにはいかないと両親が推す奉公人の喜之助と結ばれることに
だが父が病で倒れ、母は火事で死亡、旅館も燃えるし喜之助も大火傷&失明
そんな不幸にも耐えて数年経った頃、恥知らずにも佐分利信再登場
またも田中絹代の家に波乱が起きるかに思われたんだけど、なんとか追い返す
ところがここでさらなる不幸、盲目の旦那が川に落っこちて助けようとした幼い息子まで死んでしまう、、、結果田中絹代は正気を失う
佐分利信はようやく反省して、正気を失った田中絹代や残された子供の後見をすることを生涯の償いとするのだった、、、
【感想】
悲惨すぎる後篇でした
前篇から佐分利信クズだなーとは思っていたけどここまでとは
桑野通子はこんなやつと一緒にならなくてほんと良かった
それにしてもここまで主人公が不幸になる、転落していく映画もなかなかないと思う
ラストはようやく佐分利信のことに区切りをつけて新しい暮らしが始まるってところでの突き落とし
ほんと酷いわー、後篇の田中絹代はいつもつらそうで泣いていてかわいそうで仕方ない
まさかこんな展開になるとは思いもしなかった、普通に困難を乗り越えてのハッピーエンドだと思ってたのに、、、正直後味がよくないので好きじゃないです